カンファレンスで聞いてきた話の続きとして、誘導率とコンバージョン率の話です。
誘導率の目安は5%
主に検索広告(SEM)を主体とした話ですが、広告を見た人がどれくらいの割合で、クリックしてくれたらよいのでしょうか。
クリック率を左右する要素は、キーワードの選定、広告文(テキスト)、画像(クリエイト)が大きいでしょうか。
これらを駆使して、見込み客を誘導するわけですが、誘導率はおよそ5%だそうです。
広告を目にした100人の内、5人がクリックしたら5%達成です。
コンバージョン率は最高10%前後
この数字を聞いて、相当高いと感じるのは私だけでしょうか。
確かに「最高」と言えばありかもしれませんが、仮にクライアントのアカウントを代行する場合、10%の提案は相当厳しいと思います。
もし10%だとした場合、200人が目にして、10人がクリックして、1人が購入、そんなイメージになります。
実は0.3%で成功と言うライン
最終的に出てきた話は、0.3%で成功と言うことでした。
つまり広告戦略を立てる場合、心の内のCV率を0.3%にする、と言う目安になります。
これを実際に置き換えてみます。
6,666人にが目にして、333人がクリックして、1人が購入、となります。
10%の誘導も相当高い目標数字だと思いますので、実際はもっとボリュームが必要かもしれません。
利益の上がるキーワードを探し出す
これらの数字をいかに高くしていくかが、マーケッターの腕の見せ所になるわけですが、キーワード|広告文|クリエイティブ どれが有効なのでしょう。
答えは「全部」ですが、中でもキーワード探しが大きく左右します。
例えば、広告文を一生懸命チューニングしていくことで、数パーセントの改善は可能です。
しかし、ドーンと大きく跳ね上げるのは至難です。
アクセスの量多いキーワードリストに対し、自社の商品やサービスと相性の良い一番可能性の高いページへの誘導を意識し、その中から特に利益の上がるキーワードを見つけ出していくアプローチが、有効と思われます。
職人気質が身につくと、どうしても広告文やクリエイティブに頼りがちになりますが、そもそも感度の高い見込み客を捕まえていなければ、例えテクニックでクリックさせても、コンバージョンには繋がらないわけですから、最もマズイ負のスパイラルになってしまいます。
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