今年始め、本場アメリカで開催された、マーケティングイベントのSEOに関するセミナーに参加してきた方の、カンファレンスに参加してきました。
そこで語られた、SEOを意識したマークアップは、誰もが知っていることでした。
エンジニアならうなずける付けたしの世界
私もかつて、メインフレームのOSまで書いていた頃もある、エンジニアです。
一度開発した巨大な仕組みは、既存の仕組みを維持しながら、ブラシュアップを繰り返していくのが常です。
その後、発生する内外部環境の変化に対し、無いものとして新しく作り直すと言うことは、ほとんど無いと思います。
(許してもらえないと言うニュアンスが正しいかもしれません)
Google検索の仕組みも同じだと考えます。
パンダアップデートやペンギンアップデートのように、新しい評価フィルターを付加したり、スコアリングの配点ウエイトを変更したりを繰り返しながら、より精度の高い仕組みに変わっているのだと思います。
そう考えると、マークアップに限定すれば、意識することは、今も昔もほとんど変わらないと分かります。
最新の情報は2001年当時と変わらなかった話
ゲストスピーカーの話を箇条で紹介します。
・1ページ2,000~4,000文字が基準
・TITLEタグには主要キーワードを含むように
・H1タグには1キーワードの原則
・H2/H3タグなら3~10個
・descriptionは目の引く内容でCTR効果としてSEOの延長で捉える
・IMGタグのALTにキーワードは今でも有効
余談として、PageRankの方ですが、数より質になっていますので、被リンク数を売り物にしている昔の話を聞いたら、ヤバイと思ってください。
ポジションゼロ対策
確実に進化したモノの一つとして、ポジションゼロと言う領域があります。
SEOで言うポジションゼロとは、Googleスニペット対応です。
スニペットには、大きくリッチスニペットと、強調スニペットが存在します。
そもそも、なぜポジションゼロかと言えば、通常検索結果1位とか1番目とか言いますが、それより更に上位に表示される領域に出てくる意味で、ポジションゼロと呼ばれているのです。
検索結果にユーザーレビューの星マークが表示されたりするのが、リッチスニペットです。
対応したマークアップを記述することで、表示させることが可能です。
一方、GoogleにQ&Aのような問いかけを検索すると、ポジションゼロにアンサーが表示される場合があります。
これが強調スニペットです。
強調スニペットは自分でコントロールすることはできず、Google任せになっています。
出前のゲストスピーカー曰く、「リスト/テーブル/パラグラと運営者の権威が寄与しているらしい」と声量がフェードアウトする様子でしたので、後は受けての感じ方に任せると言った感じでしょうか。
昔(今も健在していますが)、Google検索には「I’m Feeling Lucky」と言う検索ボタンがありますが、これを使うと検索結果1位のWebサイトが直接表示されるような仕組みになっています。
ほとんど使われることが無い機能になっているため、ポジションゼロがその代替として生まれてきたのかもしれません。
ゆるりアドバイザリーサービスでは、タイトルとディスクリプションを軸にしたSEO対策も行っています。