SEOに欠かせないE-A-T重視のコンテンツ

SEOについてよもや話をしていると、必ずと言っていいほど辿り着く最後の答えが、「コンテンツの品質次第」と言う結論に至るわけですが、そもそもコンテンツの品質とは具体的にどう言うことでしょう。

 

Googleが言及した”E-A-T”の正体

記憶では、2018年8月頃からだと思いますが、GoogleはE-A-T重視を検索アルゴリズムに反映したと伝え聞きました。

E:Expertise(エキスパート:専門性)
A:Authoritativeness (オーソリティ:権威性)
T:TrustWorthiness (トラスト:信頼性)

それぞれの頭文字を取って、E-A-Tと言う造語が生まれたそうです。

Googleが、コンテンツとして高く評価すると言う意味は、裏を返すと検索者が必要としている情報とは?
に言い換えることができます。

答えは、専門性が高く、リスペクトされた、信頼に値する情報、となるでしょうか。

少し掘り下げてみましょう。

専門性は分かりやすいと思います。

例えばケーキ屋さんが、生クリームの情報を発信する場合と、自転車屋さんが、生クリームの情報を発信した場合を比べると、当然ケーキ屋さんの方が、専門性に優れていると思われます。

権威性はどうでしょうか?

この道30年のベテランパティシエと、アルバイトの補助員では、ベテランパティシエの方が、権威性に優れているに違いありません。

最後に信頼性。

自分で自分のことを、「優秀なパティシエです」って言われても、信じていいのか疑問ですが、世界ケーキグランプリで入選したパティシエならば、間違いないでしょう。

このように、専門性も、権威性も、信頼性も、横断的に共通した近い価値観だと分かります。

 

企業は自社のビジネスの真実を掘り下げるだけでE-A-T化する

私はこう考えています。

ネットの情報価値は、テクニックにより左右される歴史が続いてきた。

しかし、そろそろ本当の意味で、テクニックに翻弄されない、全うな価値が躍り出る準備が整ってきた。

E-A-Tは、それを意味するのだと。

専門外の知識でも、書き手としての能力を身に着けたものが、右から左へ書き写した情報が価値を獲得したり、偽りの肩書や経験を、あたかも本当であるかのように表現し、さらには本来存在しない評価を作り出したり、そんなコンテンツが評価を得るの正しくない、と言うことです。

まともな企業であれば、自分達の生業が、お金という価値を産んでいるわけですから、疑いようのないプロ中のプロと言うことになります。

これ以上の専門性はないでしょう。

あれやこれやと、虚偽や見栄を張らず、ありのままの自分で綴れば、少なくても嘘は入り込まないはずです。

ただ、権威と言う領域は少しハードルが、高くなるかもしれませんが、そこは情熱でカバーできるかもしれません。

日々自分達が取りくんでいる事業を細分化し、着飾る事無く真実のもと、愚直に掘り下げて書き込んでいけば、それがE-A-Tコンテンツの誕生です。

そして評価はGoogleのテクノロジーに委ねましょう。

 

情報の次元を階層化するとこうなる

あえて情報に色を付けてます。

  • 0次情報:自社が保有する情報
  • 1次情報:第三者から聞き取られた情報(インタビューを受けた情報)
  • 2次情報:1次情報に対する第三者の意見・感想
  • 3次情報:0~2次情報に関わらずキュレーションされた情報

このような観点で整理しても、自社が保有する情報が、最もE-A-Tに近いことが良くわかると思います。

ホームページに、予め決まった商品や事業の紹介を並べた情報は、ドンドン価値を失っていきます。

その価値を維持するためにも、自社の保有する情報を自信をもって、発信していくことが大事になります。

自社の保有する情報を、企業秘密情報レベルで捉える必要はまったくありません。

営業や開発の現場で、見たり聞いたり、あるいは勉強したりした内容から初めて、なんら問題ありません。

GoogleからのE-A-T宣言は、真面目に根気強く続けていくものが、報われることを意味していると、信じたいからです。

 

ゆるりアドバイザリーサービスでは、コンテンツマーケティングを軸にした、コンテンツ企画・ページ制作の対応も行っています。