合同会社設立は登記後の方が忙しい

合同会社設立に必要な書類と流れ からの流れです。

(登記完了後)登記事項証明書、法人印鑑証明書取得

予告された日に無事登記完了となりました。

実は電話連絡が来る前に完了を知る方法がありました。

法人登記検索システムみたいなものがあり、そこで自分が登記した社名を検索すると、完了されていれば出てきます。

私は朝イチから30分おきぐらいに検索し、午後2時頃にヒットしました。

このヒットした情報から、オンラインで登記事項証明書の発行依頼が可能になります。

法務局のホームページ上から申請する感じです。

受け取りは支部局でもOKなので、地元の新発田市の法務局受け取りで申請しました。

さっそく夕方受け取りに行くと、オンライン申請していたので、窓口に提出する申請書類は不要で、申請時の印刷ペーパーと免許書(身分証明書)だけで受領できました。

欲張って5部取得しましたが、2部で十分でした。

この時合わせて申請したのが法人印鑑証明です。

これもオンライン申請できるのですが、事実上できませんでした。

なぜかと言うと電子認証するICリーダーが必要だからです。

なので 会社設立freee が出力してくれた、印鑑証明関係の書類を窓口に提出する感じです。

流れとして、まず法人印鑑登録が必要です。

登録が終わると発行された法人印鑑証明カードを使い、法人印鑑証明を取得します。

この法人印鑑証明は、法人用銀行口座を開設するために取得しました。

こちらはケチって1部取得しましたが、1部で十分でした。

その足で、支部局の目の前にある、ねんきん事務所にも立ち寄りましたが、先に法人銀行口座について触れておきます。

 

法人用銀行口座開設手続き

経理会計知識に乏しい私は、会計freeeシステム に100%依存のスタンスと決めていました。

なのでメインとする法人用銀行を選択する際、地元の地銀やメガバンクは選ばず、最も相性が良いと思われるネット専用銀行 ジャパンネット銀行 を選択しました。

相性が良いと言う意味はfreeeの先進的機能に歩調を合わせて常に対応している、そんなイメージを意味します。

ジャパンネット銀行の法人用口座申込もネットで対応しています。

どうしてもペーパーが必要なものは、先方から封書が送られてくるので、必要書類を入れ送り返す感じです。

この法人用口座が開設すると、色々なことがスッキリしてきます。

最初に個人口座に入れた資本金を法人口座に送金しました。

合わせて、法人専用のクレジットカード(LIFEのfreeeマスターカード)も 会社設立freee の中で手続きしていたので、引落口座を法人用口座に変更する手続きを行いました。

これもLIFEのサイトからオンラインでOKです。

晴れてまっさらな、法人用口座に資本金分が、現金として1行記されました。

 

ねんきん事務所手続き

社会保険加入と厚生年金加入の手続きです。

こちらの申請書類も 会社設立freee が自動的に作ってくれるので、法務局で取得した登記事項証明書と合わせて持参します。

普段行くことが無いところばかりなので緊張しますが、勇気をもって聞くのが早いです。

受付らしいところで、「会社を創立したので加入の手続きにきました」と告げると、隣のブースに案内され、対応する担当者が呼ばれ、お互い顔を付け合わせて申請書類のチェックです。

加入料は源泉徴収と言う仕組みになりますので、この時点で月額の給与所得を決めておく必要があります。(仮に提出後変更した場合、その差分が年末調整と思えば良いのだと思います)

扶養者がある場合は、扶養者の年間見込所得等、すべて記入しておく必要があります。(扶養者の見込み所得が103万円を超えていると、直近3ヶ月間の給与明細、もしくは、直近の源泉徴収票、の提出が求められますから、用意して行った方が賢明です、私は二度手間になりました)

サラリーマンが12月の年末調整時に、扶養親族云々の紙も一緒に提出すると思いますが、まさにソレです。

事務所では、掛け金の納入方法として、銀行口座振替を進めてきます。

ジャパンネット銀行は、ねんきん事務所の自動引き落としには対応していませんので、口座振替はできません。

その代わり、Pay-easy(ペイジー)と言う仕組みに対応しています。

今後、毎月届く振込用紙を手元に、ジャパンネット銀行のオンラインから、Pay-easy支払を選択し、振込用紙に記載された番号と金額を入力して送金、そんな感じです。

手数料は無料です。(Pay-easyの仕組みを調べる必要はありません、まんま使うだけで十分です)

保険証カードが手元に届くまで実働で10日ほど要したと思います。

 

税務関係手続(国税、地方税、市役所)

次に税務署です。

例のごとく、必要な書類は 創立freeeが全て作ってくれるので、必要な欄に押印して持参するだけです。

登記事項証明書は、コピーでOKとのことで、それぞれの窓口用に3部用意しました。

まず、国税と言うことで管轄の税務署、次に地方税として地方局、最後に市税として市役所、計3か所のハシゴです。

税務署にとって、新たな納税者はお客さんなのか、どこもとても親切な対応でした。

予め作成しておいた書類を提出するだけなので、1~2分で完了します。

通して言えることですが、「分からないので仕方ない」と言う心構えで、「不備があれば教えてください」と言うスタンスで臨めば、自分の名前を自分できちんと書ける程度の能力があれば、怖くありません。

ここで一つ勘違いしていたことがあります。

それは役員報酬に関する件です。

色々調べると、期中に役員報酬額を変更すると、支払った報酬額は損金(経費)扱いにならないので注意が必要、みたいなくだりです。

私はこの報酬額を、あらかじめ税務署へ誓約書みたいな感じで提出する?と思っていましたが、ぜんぜん違っていました。

要は自社内で「決めた」と言う証があり、そのように正しく支払われたとなれば良いようです。

なので自分の役員報酬を決めた証に、「決定書」と言う簡単な議事録を作り、社印を押して保管するようにしました。

おそらく、その金額で、年間通してぶれなく支払えば、大丈夫と言うことだと理解しています。

 

市役所で国民健康保険証返還手続き

手元に新しい保険証が届いたので返還します。

1か月前に受け取った窓口と同じです。

この時、新しく入手した保険証全て一緒に持参する必要がありました。

1枚1枚新旧を確認し返還完了です。

 

最後に

2月5日に登記申請し、9日完了、その後各手続きを進め、すべて完了(手元に届く)するまでに、やはり一ヶ月ほどかかりました。

 

その後について少し触れておきます。

今回、全てにおいて「freee」さまさまだったわけですが、創業費、開業費に始まり、その後発生する色々な財務会計含め、今もfreeeさまさまです。